白血病 | 不眠症を改善する【眠り姫のようにぐっすり快眠】

白血病

内科医

骨髄で作られる血液細胞とその遺伝子異常

白血病は、血液のがんです。 血液は、骨の中にある骨髄と言う場所で作られます。 骨髄ではまず造血幹細胞が形作られ、血液細胞へと成熟していきます。 その成熟の過程で問題が起きると、異常な白血病細胞が作られ増殖し、発病に至ります。 白血病には、異常が発生した細胞の成熟過程によりいくつかの種類がありますが、全体の2割ほどを占めるのが慢性骨髄性白血病です。 慢性骨髄性白血病は、現在その原因が遺伝子レベルで解明されつつあります。 まずヒトの染色体のうち、9番目と22番目のものが途中で切れ、その断片が入れ替わります。 そうして発生した染色体の一方には、その切断面にそれぞれBCRとABLという遺伝子が存在し、融合します。 その新たに発生した異常遺伝子、BCR-ABLが、白血病細胞を作り続けてしまうのです。

異常なタンパク質の栄養源を絶つ治療薬

慢性骨髄性白血病は、発病してから数年の間は非常にゆっくりと進行し、正常な血液細胞も作られるため自覚症状はほとんどありません。 次に訪れる数か月間の移行期には、白血病細胞が骨髄の中の大部分を占めるようになりますが、成熟もするため正常な血液細胞と似た機能も保っています。 次の急性転化の時期を迎えると進行も早く、血液中も未熟なままの白血病細胞が占めるようになります。 さて、近年その治療に画期的な治療薬が開発されました。 分子標的薬と言い、BCR-ABLの作り出す異常なタンパク質に結合し、そのはたらきを抑える治療効果を持ちます。 つまり慢性骨髄性白血病はその初期に見つけることができれば、しばらくの間治療により進行を抑えることができるのです。 やはり健康診断など、検査の機会は逃さず受けた方が良いということがここでも再確認できますよね。

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